東京ロシア語学院創立70周年 ペルシヤノヴァ先生の三日間

記念祝賀会に先立ち、プーシキン記念ロシア語大学ペルシヤノヴァ先生(外国語としロシア語教育学部学部長)による、『ロシア語教授法』特別講演が行われ、学内外よりロシア語教授に携わる多くの人たちが集まりました。講演では、『ロシア語学習における最新テクノロジーの活用』、『新しいロシア語教科書・参考書』、『日本人に対するロシア語教授』について発表され、また、プーシキン記念ロシア語大学が提供するロシア語学習ポータルの紹介も行われました。

11 月10 日には『ロシア語教授法研究集会』が行われ、東京ロシア語学院の講師陣を中心にロシア語による研究発表が行われました。主に日本人学生にロシア語を教授する上での問題点と、それに対する授業中の創意工夫が具体的に発表され、大変興味深いものとなりました。ペルシヤノヴァ先生は、ひとつひとつの発表にコメントを行い、その後の質疑応答、活発な意見交換の中心となって会をリードしました。会場は、予定終了時刻を1 時間以上超えるほどの熱気につつまれました。教えている場所は異なっていても、参加者の先生方には、共通の苦労があり、使用する良質な教材や効果的な教授法を模索していることが分かりました。今後もこうした集まりを持ちたいという声が寄せられ、とても意義深い会となりました。

11 月12 日、東京ロシア語学院の全学生を対象にした学内公開授業が行われました。本学には1 年から3 年まで三つの学年の生徒たちがいますが、授業を担当したペルシヤノヴァ先生は、ごく簡単な会話のやり取りの中から、その日に会ったばかりの学生のロシア語レベルや性格までもを瞬時に把握していきました。本来であれば、レベルに違いのある学年を越えての合同授業を行うのは容易ではありませんが、巧みに強弱をつけ、指揮者がタクトを振るように非常にリズミカルで、楽しい授業を行ってくれま
した。理論と経験に裏打ちされた優れた実践者、本物のロシア語教育者の姿を見せていただきました。

【来賓プロフィール】

ペルシヤノヴァ・スヴェトラーナ・ゲオルギエヴナ
(Персиянова Светлана Георгиевна)
プーシキン記念ロシア語大学
外国語としてのロシア語教育学部学部長
助教授、博士候補

東京ロシア語学院創立70周年 記念祝賀会

2019年11月9日(土)開催
<創立70周年記念祝賀会開かれる>



(右:プーシキン記念ロシア語大学 スヴェトラーナ・ペルシヤノヴァ先生)
(左:東京ロシア語学院 藻利佳彦学院長)
 祝賀会は、東京ロシア語学院のホールで行われ、斎藤治子理事長(学校法人日ソ学園)より主催者挨拶、続いて来賓の日本ユーラシア協会会長 竹田正直先生、在日ロシア連邦大使館連邦交流庁 イーゴリ・チトフ参事官、ユーラシア研究所 蓮見雄事務局長、プーシキン記念ロシア語大学 スヴェトラーナ・ペルシヤノヴァ先生より祝辞を頂戴いたしました。祝賀会は、多くの方々がロシア語を教えたり、また学んだりしてきた校舎で行われたこともあり、終始温かい雰囲気につつまれていました。
戦後まもなく、1949 年に旧日ソ親善協会ロシア語委員会が短期ロシア語講習会を始めたことに端を発し、東京ロシア語学院は今年で創立70周年を迎えることができました。11 月9 日に行われた創立70 周年記念祝賀会には、学院の創立・発展を支えてくれた様々な関係者をはじめ、在日ロシア大使館、そして長年にわたり交流のあるモスクワのプーシキン記念ロシア語大学より来賓をお迎えしました。(理事長挨拶より)



会場のあちこちで楽しい会話が交わされ、笑い声につつまれるうちに、やがてお開きの時となり、ロシア民謡『カチューシャ』と『モスクワ郊外の夕べ』を参加者全員で合唱し、盛会のうちに幕を閉じることができました。祝賀会にご参集いただきました皆様には、あらためまして心より御礼申し上げます。