К. Паустовский "Телеграмма"
親子の情愛を静謐な筆致で描いた佳品
ロシア語の学習も文法をひと通り終えて、小さな文章でも最後まで読み切れると、大変嬉しいものですし、もりもりと自信がわいてきます。しかし次に一寸でも分野が異なったり、著者が違ったりする文章を前にしますと、何故かさっぱり分からなくなって、たちまち自信は消え失せ悲観の雲に包まれてしまいます。誰しもが経験することでしょうが、これらは語彙の不足から、慣用句への無知や専門用語の知識の不足、また文章環境の不理解等々さまざまな原因によるものです。
かかる局面での困難苦は、先生や先達の一寸した助言や説明でまるでウソのように霧散し、ふたたび明るさが戻って、学習意欲が満ちてきます。
この通信セミナーでは、学習途上にある皆さんのそばにあって、すぐに役にたつ講座であるよう、担当教師を先頭に関係者全員が努めていきたいと念願しております。担当教師はそれぞれの分野での専門家です。
基礎コースⅡを終了程度の方向けの講座とロシア語能力検定2級程度の方向けの講座がありますので、ご自分の実力に合わせてお選びください。
本講座の性格上、講座をはじめられる皆さんには辞書を準備していただきます。
オ リジナルテキストを読むためには、下記いずれかをお持ち下さるようお願いいたします。


| 受講料 | |
| 10回コース | 34,650円(税込み) |
| 15回コース | 50,400円(税込み) |
| 20回コース | 63,000円(税込み) |
| 30回コース | 88,200円(税込み) |
本学の講座に始めてのお申し込みの方は、 | |
かつて、ソ連時代、新聞は《面白くない》ことで有名でした。しかし新生ロシアになって様子が変わり、記事も面白く、興味深いものが増えて、新聞という《窓》を通じて、ロシア人達の生活ぶりがリアルタイムで伝わってくるようになりました。ロシアの新聞を読むことは、ロシア語の力をつけるためにも是非必要なことです。しかし、新聞に出てくるロシア語は、限りなく幅広い分野にわたり、外来語や新語も多く、とりつきにくいところがあります。新聞に本格的に取組むための準備が必要です。さいわい時事ロシア語には相当多くの基礎用語や決まり文句がありますので、この講座ではこれに注目して勉強してゆきます。ロシアの新聞の最新記事の中から、比較的短いものを選び、これに「注」と「ヒント」をつけて、週に一度送ります。受講者が提出したこの記事の和訳を添削してお返しします。
受講するには、ロシア語教程Ⅱまたは通信講座基礎コースⅡ修了程度(ロシア語能力検定2級程度)の文法知識が必要です。
この講座で学ぶ記事を通して、最新のロシア情報がえられ、ロシアの動向を知ることが出来ます。
(担当講師 岩本磨三生)
入門講座では記者の主観がほとんど入らない短いニュース記事(Известия紙のновостиなど)を教材に使いますが、この講座では評論、ルポルタージュ、インタビューなど、幅広く題材を選びます。したがって単語のレベルでは相当難しくなりますので、研究社・岩波程度の露和辞典、英和辞典(英語起源の外来語が氾濫しています)、略語辞典などを使いこなす必要があります。この講座では原則として「注」や「ヒント」はついていませんので「情報総覧−現代のロシア」(ユーラシア研究所編)などの事典類も視野に入れておいて下さい。
教材は隔週に一度、最新の新聞雑誌から選んだ記事を送ります。指定のある箇所を翻訳して下さい。指定のない記事についても質問があればお答えします。
選択される記事の分野は当面、担当講師にお任せ下さい。受講者の方々の希望などあれば、追々うかがって対処していくつもりです。
(担当講師 山内真)
文法の勉強を終えたとき、希望と意志さえあれば、どんな人もロシアの文化が、人々の生活が生き生さと広がる世界に入っていく可能性を手にしたといえます。そこにあるのは、時間と経験の差に過ぎず、特権も地位の高低も関係ありません。
文字の連なりの向こうから立ちあがる暗い森や深い雪に覆われた野、樹氷のきらめきや、一帯を覆う春の雪解け水、それらの自然を背景に展開する事件、感情の迸りは、私達の生活体験を一気に押し広げてくれます。
皆さんもこの世界に歩みだしてみませんか。一語一語をおろそかにしないで丁寧に読む訓練をかさねて、やがて自分の力で読む力を身につけて下さい。
今回レパートリーが更に広がりました。日本でよく知られている大作家ばかりでなく、なじみのない作家でも是非読んでいただきたいと思います。
К. Паустовский "Телеграмма"
親子の情愛を静謐な筆致で描いた佳品
А. Чехов "Дом с мезонином"
風景画家の「私」は友人の領地滞在中に美しい姉妹と知り合う。
А. Пушкин "Пиковая дама"
勝ちを約束する三枚のカード。質素と倹約の信条を捨てたゲルマンの運命を描く。
第二次大戦さなかの冬、ロシア北部の田舎町、川を見下ろす崖に立つ小さな家。息子が戦線に赴いた後ひとり住む老人のもとに、モスクワから歌手が幼い娘を連れて疎開してくる。つかのまの休暇、父に会うため戦線から故郷にもどってくる息子と歌手の心の交流を、自然を背景に細やかに描いた作品。
В. Шукшин "Капроновая ёлочка"
大晦日の夜、家をめざして歩き始めた三人の男達。
В. Аксёнов "Папа, сложи!"
かつて嘱望されたサッカー選手。挫折と人生の新しい出発をいきいきとした文体で描く。
Ю. Трифонов "Голубиная гибель"
老夫婦の住むアパートの窓に居ついた鳩の運命に、スターリン治世下で時代に翻弄される人々の姿を重ねて描いた作品。
И. Тургенев "Ася"
ヨーロッパの小都市にやってきた「私」は、謎めいたロシア人の娘アーシャに惹かれるが、アーシャは兄とも恋人ともつかぬガーギンと暮らしていた。
М. Шолохов "Судьба человека"
戦争が人間の運命を変えた。戦いの時代を生き延びた男の追憶。
В. Распутин "Уроки французского"
戦後の誰もが空腹をかかえていた時代。貧しい少年とフランス語教師の心の触れ合いを描く。
М.Горький "Двадцать шесть и одна"
パン工場で働く26人の若者。ある日刺繍工の娘がパンを買いにやって来る。作家の自伝的作品。
Н.Гоголь "Шинель"
ぼろぼろになった外套を新調しようと思い立ったときから、人生は新しい色彩に輝き始めた。ゴーゴリ不朽の名作。
А.Платонов "Путешествие воробья"
年金暮らしの老バイオリン弾きの人生に触れた一羽の雀の命。
Антон Чехов "Дама с собачкой"
黒海沿岸のヤルタで出会った男女の恋。
М. Булгаков "Полотенце с петухом"
ブルガーコフの初期の短編集 "Записки юного врача"の中の一篇。
医学部を卒業したばかりの若い医者が辺鄙な土地に赴任する。革命直後という混乱した状況を背景に、土地の患者との交流を通じて実人生に踏み出す過程を、みずみずしく書いた自伝的作品。ブルガーコフ独特の文体が早くも暗い魅力を放つ。
Н.С. Лесков "Леди Макбет Мценского уезда"
退屈な日々に倦む地方の富裕な商人の妻が、使用人との情事に理性を忘れ、凄惨な殺人へと突き進む。ショスタコヴィチのオペラ化によって広く知られるレスコフの傑作中編。
Ю. П. Казаков “На полустанке” и “Двое в декабре”
На полустанке
地方の小さな駅で汽車を待つ若者と娘。突然におそう別離の絶望と、新たな再生を、Казаков独特の抑制された表現で描く。
Двое в декабре
不安と魅惑にあふれた時期を過ぎて「安定期」にさしかかった恋。青年はその安らかなときを楽しんでいたが、12月のある日ふたりで出かけたスキー旅行で、思いがけない恋人の苦悩に直面する。揺れ動く恋人たちの心理を、冬のみずみずしい情景のなかに描き出した短編。Л. Н. Толстой "Люцерн. Из записок князя Д. Нехлюдова."
スイスの保養地ルツェルンでのできごと。貧しい音楽家の奏でるギターの調べに心を動かし、その境遇に共感を寄せるものもない。トルストイの倫理観が色濃く表現された作品。
Ю. И . Коваль “От Красных ворот”
子どものための作品を書き続けたユーリー・コヴァリですが、その多くには、子どもの時期を過ぎて、少しばかり世の辛酸を味わった大人が読むとき、格別心に染み入るものがあります。子どもといえども乗り越えなければならない何かとの別れは、その後の人生にも少なからず出会う体験であるからでしょうか。このお話は、一匹の犬との出会いと突然の別れを、自身の成長の過程と共に穏やかな文体で綴った自伝的作品です。(タイトルの日本語訳は直訳すると適当なものがなく、「青春の場所」は講師訳)
А. И. Солженицын “Случай на станции Кречетовка”
独ソ戦開始から3ヶ月あまりを経た1941年晩秋の鉄道操車場。スターリン時代、地方の鉄道駅で起きたふたりの人間の出会いを、緊張感ある筆致で描いたソルジェニーツィン初期の短編。
А. И. Солженицын “Матренин двор”
地方都市でひとり暮すマトリョーナの家に、下宿人として住むようになった「私」は、やがてマトリョーナを襲う悲劇に立ち会うことになる。
Ю . Трифонов “Вера и Зойка”
クリーニング店に働くВераと学校の掃除婦のЗойкаは友達同士。貧しさから抜け出すことが出来ず、失望と疲労を心に滞らせる日々。ある日Вераが店の客から頼まれたアルバイトの話を、Зойкаに持ちかける。
А. Чехов "Невеста"
嫁ぐ日を待つНадяの満たされた日々を、ひとつの出会いが一変させた。貴族の身分とは何か、自分の人生は何のためにあるのか。思い悩み、二度と変ることのない決断へと旅立つ青春を描く。
И.Тургенев "Первая любовь"
思春期の「私」は、隣家の屋敷に住む美しいジナイダに心を惹かれる。自分を慕う大勢の若者にとりまかれ、崇拝者の気持ちをもてあそぶ気位高いジナイダの心は、別な思慕の対象へと向いていた。ジナイダの気まぐれと心の闇にいらだちながら、ある日「私」は、真実の姿を目のあたりにし、初恋は、思いがけない「背後からの一撃」に崩れ去る。
А. Чехов "Анна на шее"
飲んだくれの父と幼い弟たちのために、裕福な年配の官吏のもとに嫁いだアンナ。ことあるごとに夫から「結婚のありがたみ」を教え諭され、身を縮める日々を経て、ある日アンナは新たな生き方に踏み出す。
Стожок(干草)
Вода с закрытыми глазами(目を閉じて)
ПО-ЧЕРНОМУ(ズーイの風呂)
Красная сосна(赤い松)
どの作品にも感じられるのは、作家が持つ生活、自然、人間、物に対する独特な感覚です。作家はそれらが放ち、漂わせる匂いや音、たたずまい、中に秘めている思いを、概念的な言葉にすることなく、わたしたちのまえに差し出してくれます。さあ、きみらもこれを感じてごらん、とでもいうように。
Л. Н. Толстой "Отец Сергий"
才能、容貌、地位、すべてを手にしながら、一方で自己愛と自尊心に苦しみ、ある日突然に現世を捨てて、修道僧となった貴族が、修道院から荒野へと転々としながら、信仰への疑念、肉欲と闘いながら、やがて穏やかな境地を見出すまでの苦闘を描く。
И. Тургенев Из ≪Записок охотника≫ "КАНТОРА" "БИРЮК" "ПЕВЦЫ"
ツルゲーネフの猟人日記は1847年から1851年にかけて発表された連作短編集です。題名の通り、狩猟に出かけた貴族が、農奴や領主、商人たちと遭遇し、屋敷の中にいては決して触れることのない人々の生活にふれるという内容です。もちろんこれが自伝的な作品であることは言うまでもありません。とりわけ『狼』には、民衆の生活の貧しさが丁寧に描き出されていて、ツルゲーネフの描写力が自然にだけではなく、人間の苦悩にも確かに発揮されて、読む喜びを堪能できます。
Михаил Михайлович Рощин"У нас на Таганке"
著者は、短編と中編を中心に多くの作品を残し、戯曲家としても『Валентин и Валентина』で知られています。 この作品は、大学卒業間近の若者たちの青春を、タガンカ駅で芽生えた親友の恋の行方を軸に描いた、清涼な印象をたたえる作品です。1962年はソ連社会に雪解けが訪れ、ある種の自由な空気が流れていた時期といえます。作家はおそらく、人々が築いていた細やかな人間関係を愛し、描き続けていたのだと思います。ソ連が崩壊して以降は、作品も書かれなくなりました。
(担当講師 ジンベルク茱萸)
広い野と深い森の国ロシアでは、民衆の間で古くから豊かな民話が語り継がれてきました。そのような土壌のなかで、やがてクルイロフの寓話、プーシキンの『金の魚と漁師の話』や『金のおんどりの話』、エルショフの『せむしの子馬』など多くの作品が生まれました。レフ・トルストイも農民の子どもたちのために民話の再話を手がけました。
ソビエト時代になると、ゴーリキー、チュコフスキー、マルシャーク、バルトー、パンテレーエフ、バジョーフ、等々、多くの作家が子どもたちのために、その時々のすぐれた作品を残してきました。アレクシン、リハーノフ、プロコーフィエワ、ボスコポイニコフ、ドラグンスキーなどの名をご存じの方も多いかと思います。
そして、ソビエトがまたロシアになった現在、作品は明らかに変わってきているようです。ロシアの児童文学がこれからどう変わっていくのか楽しみに見守って行こうではありませんか。
8種類のテキストを用意しました。選んで下さい。
伝統的なロシア民話2編と、マルシャークによる『十二月』
低学年向きの楽しいお話で定評のあるヴィクトル・ドラグンスキーの短編から選びました。ほろりとするような心の動きが印象的です。
マーミン=シビリャーク(1852−1912)は、ウラルに生まれ、シベリアの自然をこよなく愛した作家です。この『森のお話』で、作者は伐採によって姿を変えたシベリアの森が、50年かかって、また豊かな森によみがえってゆく過程を詩情豊かに描き、すぐれた古典として愛されています。
ヤーコブレフは1922年、ペトログラード(現サンクト・ペテルブルク)に生まれました。少年少女の愛や悲しみを書いた短編が特にすぐれています。それらの中から2編を選びました。美しく生まれなかった女の子のお話と、1942年、ドイツ軍に包囲されたレニングラードでのお話です。
ドラグンスキーは1913年生まれ。惜しまれながら50歳代で亡くなりました。ドラグンスキーにはすぐれた短編がたくさんあります。その中からしんみりするもの、笑いを誘うものなど3編を選びました。
ゴーリキー記念文学大学卒業。主として中学生向けの作品を書いています。「かかし」「父へのひとり旅」「白い汽船」など、日本語に訳された作品も数編あります。
"Улица Белого лося"は出張中の父が息子に書いた11通の手紙で構成され、雪の中で怪我をした父が現地の少年に助けられるという出来事を通して、父の日常とその心の動きが語られています。
大学で生物学、美術史を学び、鳥や昆虫や獣などを書いた短編を多く残しています。ロシア人でБианкиを読まずに育った人は、おそらく一人もいないでしょう。
Лесные сказки и рассказыという短編集から三編を選びました。
『さよなら、谷よ』前編。
作者はコンスタンチン・セルギエンコ。谷に住む個性的な野良犬たちの生活が、ある事件をきっかけに崩壊していくという話で、ゴールディという野良犬が語り手になっています。ヤマモトというキザなネコも登場します。
『さよなら、谷よ』後編
翻訳とは、原語のテキストを読みこなして、原作に忠実に、原作をゆがめることなく、母国語に置きかえることだと私は考えています。一字一句おろそかにせず、辞書をよく調べて、納得のゆくまで考えて、翻訳してください。
(担当講師 太田玲子)
翻訳に必要なのは訳される側の言語力だけでなく、母国語の理解が必須なのはいうまでもない。単調になりがちな訳文、一読して理解することが困難な文章になってしまうのは誰しも経験するところである。しかし、翻訳文を読まされるのは原言語の使用者ではなく、母国語の人々であるという当たり前のことを忘れてはならない。科学技術の翻訳では内容の正確さを心かけなくてはならないが、それに腐心する余り日本語が疎かになっていいわけがないのである。これまでに回を重ねて来られた方にはそろそろそうした配慮をお願いしたいし、当方の添削でも心がけるつもりである。
今回は以下のコースを用意したが、最も適当と思われるコースを選んで頂きたい。
(注)科学哲学・・・全受講者に学んでおいて頂きたいコース。ロシアの科学には哲学がある。日本では軽視される哲学、方法論がロシア科学の特徴であり、少しでも触れておいて頂きたい。持って回ったもったいぶった表現が無数に出てくるので以後の足慣らしになろう。
(担当講師 高畠雅映)
Морфология(形態論)、つまり品詞論、俗にいうграмматика(文法)を一応習得した中・上級者向けの講座です。
上記の段階にある人は辞書を使えばかなり高度な露文和訳ができるのでしょうが、逆の和文露訳になると、なんとなくとっつきにくい感じがして、つい敬遠しがちという傾向か一般的にあるようです。しかしそれでは勉強の効率が悪いでしょう。露文和訳と和文露訳は「車の両輪」のようなもので、学習をスピードアップする上では特に後者の役割が大きいはずです。なぜなら、和露をやることによって、自分になにが欠けているかがはっきりわかるからです。語彙か足りないのか、文法知識が不十分なのか不確実なのか、синтаксис(統語論)つまり文章構造の理解が不足なのか等々が、露文和訳のときよりはるかに痛切に感得されるからです。それがわかれば、今後の勉強のすすめ方、重点のおき方も決まってくるでしょう。
主として構文の露訳演習。複文に見られる基本的な構文パターンを用いてロシア文を作る演習。 この段階の勉強でむずかしいところ、大事なところ、従って特に努力すへきところは三つあります。
以上三点のうち1については通信講座での勉強は無理ですが、2、3については折にふれて勉強します。
1回に5題前後の短い和文を出し、受講者の露訳文を添削して返却します。全部で20回です。これで複文の主要な構文ははとんど残らず勉強することになります。
(担当講師 久野 公)
(担当講師 久野 公)
外国語を習得するためには言葉そのものばかりでなくその国の歴史、文化、風俗、習慣、人情、その国民の心理、ものの考え方などについても知識を涵養することが不可欠だと考えます。この意味ではアネクドート(小噺)は極めて有用な勉強材料となります。
アネクドートとは短い文章で人間生活のあらゆる要素を風刺したものですが、その内容と面白さを理解するためにはロシア語の知識、理解力と共に上述の知識が不可欠なものとなるからです。本講座は毎回適当量のアネクドートを受講者に配信し、その翻訳文を返送していただきます。講師は課題の解答を添削し、更に各アネクドートで用いられている単語、熟語等の同意語、反意語、関連語を例文を挙げて明示することにより受講者の語彙増強の手助けをすると同時にアネクドートの背景になっている諸々の状況についての説明を行います。
(担当講師 松澤一直)
ラジオのニュース、インタヴューを素材に使い、耳を鍛えるトレーニングをします。耳をロシア語の意味にならすには、持続的なトレーニングが必要です。ロシア語が意味不明な音から意味に転換するまで、根気よく聴き続けること以外に上達の方法はありません。いろいろな声が発するロシア語、文構造、ロシア語独特の表現構造、ロジック。学ぶこと、慣れなくてはならないことは色々あります。
大切なのは、「聞きとれない」とあせったり、努力を投げてしまわないこと。このトレーニングが楽しいと思えてきたとき、たぶんみなさんは、これが「聞きとり」のトレーニング以上のものであることに気づくと思います。自宅トレーニング用にテープと単語帳をお渡しします。ほんの小さな音が、時にとても大切な役割を果たしていることもあります。思いがけない発見もいっぱいです。ぜひチャレンジなさってください。
(担当講師 ジンベルグ茱萸)
初級文法(通信講座では基礎コースⅠ・Ⅱ)を終えた学習者が、次の段階に進む前に身に付けるべき、ロシア語テキスト講読のノウハウを学びます。
辞書の引き方、文章の捉え方の初歩をやさしいテキストを読みながら手ほどきします。さらに習得したノウハウが講読にどう生かされているかをチェックしつつ、体の用法の理解、複文の用法など新しいチェック項目を加えていきます。
テープ付ですので、やさしい文の聴き取り訓練にもなります。課題にはなりませんが、聴き取った内容をロシア語におこしてみるという学習方法にも役立ちます。
何よりも、読んでいて楽しく面白く、次にどんな展開があるかを知りたくなるようなものを選んであります。読むことが楽しいと思える時間を手に入れることが出来ますように。
(担当講師 ジンベルグ茱萸)
基礎コースⅡを終了し、ロシア語能力検定3級程度の方を対象とした講座です。
聞き取り能力を高めるためには、まずよく聞いてロシア語の音に耳を慣らすということが必要です。最初は辞書も引かないで、とにかく聞くことだけをします。でもそれだけでは不十分です。それと同時に語彙を増やす、文法をしっかり身につけることもしていかないと本当の意味での聞き取り能力は身につきません。それらもチェックしながら少しずつ進みます。
また、 この講座ではいくつかのテキストを用意し、受講生の方のレベルに応じたテキストを講師が選択します。独学中心に学習をしている方には、テキストが終了するごとにテキストの音読の録音をしていただき、正しい音が身についているかの確認もします。
この講座では聞き取りを通してロシア語の実力をバランスよくつけていくことを目標にします。
(担当講師 金田育子)