ロシア語一"語"一会107

ロシア語由来の外来語7

インテリ

「インテリ」は省略した形で、正確には「インテリゲンチヤ」(интеллигенция)という。日本語としては通常「知識階級」あるいは「知識人」といった訳が与えれているが、最近はあまり使われなくなっている。それは多分、一つにはこの単語が以前は社会変革の過程で革命思想と結び付いていたからであり、二つには現代では高等教育を受けた、形だけの「インテリ」が大量に社会に存在するからであろう。それでも、肉体労働者に対比する言葉としてインテリという単語が使われたりすることもたまにはある。また知的関心事を主に生活の軸とする人を揶揄してインテリということもある。以前は社会の動きを早く察して運動の先頭に立つ役割をこのインテリ層が担ったという面もあったのであるが、今はエリートという言葉に置き換えられている。このこともロシア語由来のインテリゲンチヤがあまり使われなくなった理由であろう。

一方、ロシア語のインテリゲンチヤ(интеллигенция)はフランス語のintelligenceが元になっており、ラテン語のintellegens(「理解する人」「知っている人」の意味)を基に作られた単語である。ロシア語として定着してから逆に欧米諸国でこの単語の借用が始まり、英語のintelligentsiaもロシア語の発音をローマナイズしてそのまま使っている。 ラテン語にはintellegentiaという単語もあって、こちらは「理解」「知性」「知覚」といった意味で使われているが、フランス語を経由して英語圏で使われるようになった上記のintelligenceという単語にはこのような意味の他に「情報(活動)」という意味も加味されており、アメリカの中央情報局はCentral Intelligence Agency、略してCIAと称される。

アネクドート(小話)

Начальник утром говорит своему заместителю:
-- Петрович, ходят слухи, что наша секретарша родила сына, и будто он на меня похож! Съезди в роддом, узнай, что да как!
Вечером того же дня заместитель докладывает:
-- Иван Степанович, был в роддоме, видел малыша, вы с ним как две капли воды!
-- А это как?
-- Маленький, лысый, ничего не понимает и орёт...
部長が副部長に話している、
「ペトロ-ヴィッチ君、わが部の秘書が息子を生んだが、その息子は私に似てるという噂だ。産院に行ってどうなのか確認してくれ」。
その日の夕方、副部長が報告するには、
「イヴァン・ステパーノヴィッチ部長、産院に行ってきました。赤ちゃんに会ってきましたが、まったくあなたと瓜二つです。
「どんなふうに」
「小さくて、髪がなくて、何も分からずに叫んでいるだけです」

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